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二眼レフを買う

二眼レフを買った。

今年初めからフィルムカメラを再び持ち出した。

以前、友達からもらったニコンFM2である。

デジタルカメラのいわゆるフルサイズに興味を持っていたが、

値段の高さやボディの大きさでどうしても買う気になれなかった。

そもそも、35ミリフィルムならそのまま「フルサイズ」なので、

従来持っていたフィルムカメラを使えばよい。

どうも私は以前から大きな画面サイズにあこがれていたようで、

そのうちに中判カメラに関心が向かっていた。

ブローニーフィルムという、通常私たちが使う(使っていた)35ミリフィルムより

大きなフィルムがあり、これを使うとその分だけ高い画質が得られる。

そんなわけで、以前兄からもらったフジのGS645Sを持ち出し、近所の散歩写真で再び使った。

また過去に撮影したスライドを整理し、就寝前に楽しんだりしていた。

何せフィルムサイズが大きいので、スライドフィルムならプリントすることなくそのまま鑑賞できる。

横4.5センチ、縦6センチだが、撮った画像が宝石箱のようにキラキラ輝いていてとても楽しい。

中判カメラにはいろいろなサイズがあるが、その中で縦横6センチの正方形サイズがある。

これがどうしても使ってみたくなり、1か月ほどネットや雑誌でカメラを調べていた。

ひとまず、ローライコード、ヤシカ、リコーにメーカを絞り込み、新宿の中古カメラ屋に向かう。

そこで買ったのがリコーの二眼レフ

ショーケースから取り出してもらい、質問をしながら各部を操作、チェックする。

他のお客さんが「これは良いカメラだよ」とおっしゃる。

何が良いのか良く分からないが「ありがとうございます」と答えた。

そのまま自宅に帰ろうとしたが、

すぐに撮ってみたくなりヨドバシカメラでフィルムを買って即テスト。

スターバックスでコーヒーを飲みつつ準備する。

二眼レフはカメラを下に覗き込むようにして使うのだが、これがまた新鮮だった。

ファインダーが大きく、またレンズの特性上ピント面が薄くなるので、

街中の人にピントを合わせるとその人がふわっと浮かび上がる。

これが大変心地よく、撮影をせずともファインダーをのぞくだけでこの世界の別の一面が見えてくる。

撮影時はお辞儀しているような感じになるので、人に接近しやすい。

だから相手を緊張させず、自分自身も固くならずに済む。

もっとも左右逆像なので構図調整が難しく、特に水平を取るのが大変だが、

それもまた新鮮で楽しい。

ああ、もっと早く使ってみればよかった。

積極的に街歩きをしたくなった。

何となく人や街と謙虚に向かい合えるようで、気が楽になる。

これから仕事が大変だが、できるだけ街歩きをしようかと思う。

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