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育ってスケルトン〜サマナーの受難 4-6

4.クリエートモンスター

「モンスターの立場というのは、人間の興味本位で変わるのだな……」

「自分と共に成長する、そういう事も大事だと、思うのは、心があると感じるからだ」

「人間とは、自分の成長の為に、なんでも利用するものだと思ったが……」

「利己的であり続けるだけでは、上手く感情を制御できないのだな」

「自分が、生み出したわけで無くても、友情や愛情を傾ける事がある。なるほど」

「求めている答えとは、違う結果かもしれない」

「いつも結果が同じならば、それは、真理であるだけで、事実の捉え方ではない」

――。

 自らが、結果を出すために、行動を起こす事、それは、自分の責任を持ち、自らを奮い立

たせる、とはいえ、乗り気になる事柄は人による。自分の中で、どういう事が出来るのか?

自分を高めるために、何をしたらいいのか、大いに悩む。

 自分の利益と他者の利益が上手く交錯する、それが、交渉で必要な事だ。

 フードを被った人型を、どうやって、不審に思わせずに、竜まで、会わせるか?

 自分の知識では、追いつかない部分もある。竜神官にとって、どういう存在なのか……。

 そう、竜牙兵として、存在する、これは、どういう立場なのか、よく解らない。

 学者であろうとする時、その背景や、資料を必要とする、事実関係を、吟味して、行動す

る。これが、失敗しないための方法だ。できるだけ、正しい知識を持つ事が大事。自分の立場

ではなく、公平であろうとする、知識が必要だ。

「何から何まで、上手く行くことはないぞ」

コールが、言った。

「それは、解っている」

とりあえず、最終目標が竜への謁見である。そこが、あの人型にとっては、目的だ。

自分は、関わってしまった、だけではあるが……。

まず、このスケルトンが、上手く立ち回れなければならない。

 ただ、会いたいだけで、会えるなら、楽なのだが……。

竜について、知りえる事、人より長く生きて、人間に、宗教的に敬意を持たれる存在。

世界を、一つ統治させるだけの、説得力のある存在。

「とりあえず、あまり、大事にしたくない」

「とは言え、竜神官の神殿に行かなければ、いけないと思うのだがどうだ?」

 そこが、問題である。

 竜神官にお目通りできるだけの何かを、成し遂げなければならない。

ここが課題である。ただ、竜に会うだけという、漠然的な所を埋める大きな壁だ。

「ただ、交渉すればいいだけで済んだら、冒険も何もないが……」

「そうだな、ただ、そうであっても、本懐は遂げれるとおもうけれど」

竜神官は、貢物を要求し、人間と竜の調和を目指す者らしい

ある意味で、普通の神に使える神官と同じだな。

対象の存在が、知的生命体で、確認できそうな所を、のぞいて。

竜信仰については、おとぎ話があり、ある意味では広く分布している。

竜は、人と共に有り、ある意味で、信仰の対象である。

竜は、できるだけ狩りをしないという。昔の物語では、竜と共に、旅をし、

竜と共存する事を、望んだ人間が、旅をしたという事だ。

その話も、もう、随分くすんだ物だ。どの様にして竜とあったか?

興味と、そして、随分とうまくできた話だが、竜の卵を見つけるまでの部分が

よく解らない。竜を育てた少年は、どうなったのかも、古い記憶なので覚えていない。

童話を口伝から書物にした物もあったような気もするが、ああ、まぁいいか。

その話の伝承があった上で、それはあるだろうねと寓話になったわけで、実際の竜と繋がり

があるのかは、よく、解らない。自分自身が、突き詰めて、宗教学を専攻したわけでもない。

ただ祀られている竜と会えるのは、何かしらのツテがなければおかしいと思う位は、判断で

きる。ただ、それも、割と、あっさりと、出来る位、話が進んで行く。

竜牙兵は――スケルトン――は、ただ、竜に会い、そして、活動を終えた。

竜の触媒から生まれた、そしてそれは、目標とした物に会い、砕け、終わった。

結果、壊れた骨の残骸を見て、何かを思うのか? それとも、生み出したものに、会い、

その契約が終わり、壊されるために、旅をしただけで、取り留めもない、事実として、

旅を続けるという、破滅主義なのか、其処を考えて、今、対峙している竜に何かを、伝える

べきだろうか?人の心とは、本当に、立場をもって変わるのだなと思う。

「竜にとっての竜牙兵は、ただの模造品なのか?」

と、私は問い、

「サマナーの意図は理解してはいない。あれは、私に会って満足したのだ……」

竜は、そう答えた。

竜牙兵として、竜に会う事が、何を意味したのか? 解らない。

それで、旅は終わったのだ。

「竜牙兵の為に、旅をする事は、君にとって、何か、見つける事はあったか」

「何もなかったとは言えません、ただ、あっけないなと、思いました」

「そうか、人の一生は、我らに比べると一瞬の様なものだ、あの竜牙兵にとっても……」

その部分では、同じく意見を持つ。

「どうする?」

「あいつが、本懐を遂げたのならそれでいい……」

ただ、スケルトンに対して、無謀ともいえる、クエストを、命じた、サモナーに、負の感情

を覚えた……。

5.村への帰還

 特に、何事もなく、一つの旅が終わった。心の中に、残っているのは、何故、あの場所で、

創られたのか? は、結局、謎だった。スケルトンに対して、特別な感情が生まれる程、旅は

していない。が、しかし、わだかまるものがあった。 創られる事やら、何やらに感傷的に

、なっている。と言えるだろうか。竜牙兵に、対して、ただ、哀れを感じる。

 ちょっと、気になって、助けた子犬を、さっ処分されたような、喪失感。

まるで、何事もなかった様な日常。乾いた感じがする。

アーティファクトとしての、竜牙兵は、ただの塊に帰した。

召喚された場所から、竜に会うまで、大した道中でもなく、竜に会う事を望み、そして、本懐

を遂げた。あれだけで良かったのか? しかし、今更、である。もう、スケルトンはいない。

 日常からの鬱屈を抜け出すように、何かしらを期待していたのだ。竜は、強大であり。

それを感じ取る事はできた。そして、それに対してのスケルトンは、小さな存在だった。

モナーの気まぐれ、小さな村で、竜牙兵をクリエートされただけなのだ。

 世の中の階級社会を、そこで、感じ取った。

ただ、生きる事に価値はない。何かを残す事にこそ、そこに、証を立てるという事だ。

「何もできなかったと、思うなよ?」

それが、コールマンの言葉だった。

「実際、竜神官に会って、竜に会って、あれの活動が終わった。ただ、それだけだ」

必要だったのは、サマナーを見つけ出す事だった、と、思う。

そいつが、させたかった事を、竜牙兵は、したにすぎない。

人を笑顔にさせるのは、契約を満了するだけでなく、その契約の維持でもある。

そして、契約した事が、その次の事に繋がる事こそ、一つの幸せである。といえるだろう。

「何かしらの既知で、これからどうするかを考えた」

「「サマナーを探して、とりあえず、殴る」」

コールマンと私は、同時にそう言った。

 答えとして、サマナーが、何をしようとしたのかを調べる。それが、一番大事なのだ。

いなくなったスケルトンの弔い合戦でもない。あの場所で、竜牙兵竜牙兵がいた事実は、

そこに、来たサマナーの意図なのだろうからだ。

 でも、その場所に居た時に、誰かに出くわした覚えがない。

 何かしらの時限式で、あのスケルトンが生まれたのだろう。

しかし、それならば、術式として、何かが残っているはずだ。

それを調べたら、解る事もあるだろう。

とはいえ、それについて、詳しい書籍などは、大きな街に行かなければ、いけないのだが。

 さぁ、此処からが、本当のスタートだ。

モナーを見つける事の為には、まず、何をすべきか?

サモンの時に魔法陣は創られる筈だった。

思いつくままに、推理する。もし、竜神官が、来て、信者を増やすために、魔法を使った、

として、竜に合わせる事を良しとするかどうか?

まあ、可能性はなくない。ただ、竜牙兵への認識合わせが、解らない。竜の偉大さを体感させ

て、そこから、教えを解こうとしていたのだろうか? 何かもっと、単純に、ありそう。

取りあえず、人為的な物があったと考えられる。確認できなかった、作為が何処かにある。

でも、これで、何かできる程、の杜撰(ずさん)さがあるだろうか?

簡単に、見つからない……。だからこそ、途方に暮れる。

 手がかりは、何もない。既に、機会を失った。ただ、それだけが、残った。

目標を見誤ったのだ。それが事実であり、結果がでた。

「目標を考える事を、対策を間違えても、時間は過ぎる」

それが結果だ。適正の答えなんて、そう簡単に出るものではない。

結局の所、何もない日常に帰る、それだけだ。

 しかしながら、そのサマナーを、探す事は、ほぼ無理だろう。

過去は、変わらない。一つ一つの手順を、考えず、段階的に、順列や階層を考えるのが、必要

。だだ、それだけであり、自分の価値を下げず、目標を持たないなど、甘えでしかない。

儀礼とは、そういうものだ。自分の手ごまが欲しい人間は、自分の利用しやすい様に手引きを

する。そういう手配をする事をディレクションという。社会のリーダシップとは、その段階を

一足飛びでもなく、順列に、知りたい事だけでなく、どうして、基礎的にそれが必要なのか?

を考えた上で、実行できる容易に筆舌するでなく、どういう事が、必要な知識であり、行動

なのかを、間違えてはいけないのだ。できるだけの手段で、失敗の許されない世界とは、人を

動かす事の自分の認証欲求でしかないので、結果、駒になるか? 自発的に行動するか? 

である。自分が出来る範囲での調べる事や、自分の出来る範囲を増やしていくという手探り、

目標なくそれはできない。現状の事を上手くするには、それだけの準備が必要である事が証明

結果が求められるのは、当たり前であり、手順通りや規則の流れを知る為に、試行錯誤したり

目標意識でなくても、結果を出すための、順列が必要なのだ。挫折した後に、這い上がる事を

良しとしない風潮もあるかもしれない。順風という言葉で、必要な事を削り出す、言葉の流れ

規則など、他にも、認められる経過を見て判断する事も必要である。ただ、利益の為に、考え

自分の活動の妨げにならない、仲間を作る事や、技術を手に入れるのは独学になる事が多い。

 物事を手に職として、つける事、それは、自分の時間を使って、仕事を学ぶことだ。

思いつめすぎて、過労による自死をするという話もあるが、それは、職種分野によっては、

ただの通過儀礼である、かのように、新しい世代に、降りかかる。どれだけ、その事に従事

するかによって、個人の時間は、減るのだ。労働としては、そういう考え方がある。

自分の対価を、得る手段として、自分の好きな分野を仕事にする場合、切り替えもなく、時間

を取られると、思う事もある。仕事に見合った技術や、心構えがいる。

自己学習の為の協調性に対して、必要な仕事の知識がない場合は意味がない。必要な知識を

つけるのが、学ぶという事だ。学校の気風がどうだとか、政治的な意味合い、だとか、宗教

倫理だとか、集団の在り方で、変わる事もある。自力で色々模索した結果を、やすやすと、

教えるのは、出来ないとなる場合、それは、教える側として、問題がある。既に、其処で、

教える立場の放棄をしている事になる。くだらないね。その時点で、純粋な人間を作り、

搾取(さくしゅ)しやすくしても、悪人でも、救済されるのだ。と、悪い事をするのを推奨し

自分の集団の広告塔や、利益だけを目指す、悪徳、それを敢えて、一つの善の在り方とする

なら、それは、ただの利用であり、企業としては、正しく、学校理念などの意味では、無意味

だ。継承する為に、労働環境が、圧迫する。というそういう問題もある。

働くという言葉は、無意識に、生活基盤をも蝕(むしば)み、仕事の正確さが必要な事柄は、

失敗が許されない。手術やら何やらの、生き物を、活かすために、医療というものがあるが、

その正確さをすべてに求めると、そういう部分で”生きる目標”がなくなったりもする。

規律として、もう、何もない……。暴力で解決しても、無駄か、なるほど、そういう事もある

だろう。そして、関わる事をやめた。

6.終幕

記号的な意味で、非日常があった。ただ、それだけだ。結果、なぜ、あの場所で、発生したの

かは、何も、情報を集めきれなかった。思い出した事がある。竜の童話では、突然竜が、失踪

する。という事があった事だ。悪意に満ちた何者かが、竜と少年を引き離す。そして、竜探し

の旅を続ける少年は、疑心を積み重ねたあとの竜と対面する……。あぁ、その続きは忘れた。

そして、僕も、竜牙兵の事を忘れることにした。人と関わる事も、できるだけ、狭めた。

この話の着地点は、ただの、動く道具としての、竜牙兵が、竜に会うだけで、満足した。

という話だ。何かしらの、意味があるとすれば、竜信仰への嫌悪感が残った。

ただ、それだけだ、大きな力には、階層があり、そして、順列がある。手順通りの物は、

上手く構成され、そして、その大きな集団の中で、漠然と、中途半端なままで、生きる愚かさ

を、ある程度極めたという事で、大口を叩くかのような失敗と同じく、実力不足であり、終わ

った。結局の所、何も起きてはいないのと同じだろうか? まぁ、その程度だろう。

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ほのぼのとした馬鹿な珍道中書こうとしてるのに陰惨になってるこの物語はなんだろう……

ワクワクとドキドキを作った経験の下地があるという強み、、、が全くねぇ……。

保険をかけて生きねば、商人としては、大成しない。結局の所、強大な力の前に、何も動かな

い物語では、人の心は動かない。それは、かわいそうだねで終わった後何もないのだ。

21グラム -ReVision of Sence MV

https://www.youtube.com/watch?v=yUc9Umn_f4g

Rubber Human - Mili

Rubber Human - Mili

https://www.youtube.com/watch?v=6DZjCgxbx5U